https://buzzap.jp/news/20230714-about-90percent-of-past-games-are-no-longer-playable/
pixivのお気持ち表明で、トランスジェンダーの女性トイレと温泉の利用について、ちょっと待って!女性の安全が危ないよ!と叫んでいるものがいくつか見受けられたが、欧米でも今この話題は激化中だ。このおかげで今トランス差別がヒートアップしている。これはよくある女性の権利を盾にしたトランスフォビックでトランス差別であり、誤まった主張だ。
トランス女性が女性トイレに入れることを許可すれば、またはジェンダーニュートラルトイレを増設すれば、女性トイレのスペースが脅かされ、犯罪を狙った男性の変質者が変装して入りやすくなる、トランスジェンダー女性の自由は、シスジェンダー女性の自由に影響を与える、不安だという女性の声が上がっている。これは、19世紀に男女に二分されたトイレが、こうした犯罪への抑止力やプライベートが保たれるという考えを元にしている。
しかし、トイレを男女別にしたのは女性への性犯罪を減らすためではない。19世紀までは男性用トイレのみであり、女性は社会的イデオロギーによって家庭的で子育てと家庭の維持に努めるため、移動を制限され、家から遠くまで出掛けることはできなかった。よって、二分する前はユニセックスのトイレだったわけではなく、女性にはトイレがそもそもなかった。*7
また、男女別のトイレが男女共用のトイレに比べてシスジェンダー女性にとって安全であるという実証的証拠はない。男女別トイレが女性をより安全にするという考えは、男性は本質的に暴力的で捕食者であるという固定観念に基づいている。この固定観念は男性にとって有害であるだけでなく、女性が暴力の加害者になりうるという現実や、男性が被害者になりうるという現実を無視している。男女別か共用かで性犯罪の発生率との相関性はない。*8 つまり、男女別で分けることで、女性がより安心感を覚えるということだけだ。
トイレの性別区分は、戸籍上の変えがたい生物学的な女性と男性で分けるというポイントに根ざしている。つまり出生証明書に記載されている性別に対応するトイレを使用しなければならないとすると、戸籍謄本を変えたトランスジェンダー女性は、女性トイレに入る権利がある。しかし、実際にはトランス女性が女性トイレに入ると差別を受けている。*4
シス女性側の立場では、出生証明書が女性に変更されたトランス女性でも、見た目が男性らしければ、女性が男性が入ってきたと恐怖を覚えるため、男性のトイレを使用してくださいということになる。するとトランス女性が異性のトイレを使用することになるが、男性トイレはトランスジェンダー女性にとって安全な場所ではなく、それどころかシス男性から性的暴行を受ける事件が多発している*5
この時、トランスジェンダー女性が女性用トイレを利用する権利と、シスジェンダー(生物学的な性別が自己認識の性別と一致する)女性が安全でプライバシーが保護されたスペースを確保する権利が衝突するように見える。
女性の男性への恐怖は十分な根拠のあるものであるため、トランス女性が女性施設への立ち入りを許可できないと言うことはできない。なぜなら、トランス女性を装った男性犯罪者が女性を襲う可能性はしばしば過大評価されており、実際にはトランスジェンダーの人々が公共のトイレを利用しようとする際に、頻繁に利用を拒否されたり、暴言を吐かれたり、身体的暴行を受けたりすることは日常的に起きる深刻な問題だからだ。
これにはトランス女性は実際には女性のフリをして女子トイレに侵入してレイプする男性であると言う誤まった固定観念に基づいている。*5 トランス女性の服装は異性の服装をするいわゆる女装ではない。自分の性自認に基づく服装をしている。
レストランなどの公共のトイレを使用するとき、女性から睨まれたり、奇妙な視線を受ける、退出を要求される、あるいは女性からハラスメントや性的暴行を受けたりするため、トランスジェンダー(女性)は自宅に帰るまで我慢して避ける傾向があり、またトイレを我慢することで尿路感染症などの健康被害が出る恐れがある。*3
また、トランス女性が女性トイレに入ったり、ユニセックストイレを設置することで性犯罪や暴力、覗き見が増えたという関連性と証拠はゼロである。*1*2