駅前で飼われていた子ヤギ「誘拐」か フック外れ行方不明に
西崎啓太朗
2021/11/16 16:00
https://www.asahi.com/sp/articles/ASPCH6V3DPCHUJHB00P.html

水戸駅北口前の空き地で飼われ、道行く人に親しまれている親子のヤギ3頭のうち、
オスの子ヤギ1頭が行方不明になった。
首輪とリードをつなぐフックが外れていたことから、連れ去られた可能性があるという。

3頭のヤギは、2009年に閉店した大型商業施設「LIVIN(リヴィン)水戸店」の跡地で
再開発計画を進めている不動産会社が、草刈りと駅前の「癒やし」を目的に、9月中旬から飼い始めた。
駅を利用する高校生や会社員が写真を撮ったり、話題にしたりしていた。

ヤギを世話している林成鎬(なりたか)さん(52)が14日午前6時ごろ、
えさをあげるために空き地に入ると、生後7カ月半のオスの子ヤギ「ユーキくん」がいなくなっていた。
最後に見たのは前日午後11時半過ぎだという。

ユーキくんの特徴は、右角にある黒い染み。
林さんは「一緒にいた母ヤギとメスの子ヤギは元気がなくなってしまった。
もし連れ去った人がいるなら夜中にでもそっと返してほしい」。
(西崎啓太朗)