欧州で“再ロックダウン”&韓国で重症者最多なぜ?

▼韓国・重症者が過去最多も制限緩和

そして、感染が収まらないのが韓国です。
新規感染者数は4カ月ほど前から、高止まりの状況。
また、13日時点で重症者は485人と、過去最多です。
医療現場はひっ迫しているといいます。
高麗大学(感染内科)キム・ウジュ教授
「(国全体で)重症患者病床は8割埋まっています。現場の医療従事者は危機感を持つ一方、絶望感をも抱いています。」

しかし韓国は、高いワクチン接種率を背景に、今月から“ウィズコロナ”に舵を切りました。
ソウル在住 ぴよこりさん
「夜11時の江南です。もうすぐ終電の時間が迫っているんですが、結構人が出ていて賑わっています」
飲食店は営業時間の制限が解除され、大人数の飲み会も可能に。
ソウル在住 ぴよこりさん
「人気のお店とかだと本当に人が外で並んでいるような状態で人がすごく多かったですね。コロナ以前のような感じなのかなという印象」
さらに、韓国が推し進めるのが「トラベルバブル」と呼ばれる海外旅行。
ワクチン接種が完了した人を対象に、出国から帰国まで複数回のPCR検査を受けることで“隔離なし”の海外旅行ができる仕組みです。
すでにサイパンと協定を結んでいて、シンガポールは明後日から、ほかにもUAEなどとも検討されています。
マリアナ観光公社 キム・セジン理事長
「(現時点で)来月のサイパン行きは3千人を超える予約数です。旅行客は急速に増えています」

国内の感染が収まらない中、懸念はないのでしょうか。
高麗大学(感染内科)キム・ウジュ教授
「韓国は今、感染者、重症者、死者が同時に増加しているため、とても心配しており、緩和のスピード調整が必要だと思います」

重症者が過去最多となっている理由については・・・

高麗大学(感染内科)キム・ウジュ教授
「高齢者のワクチン接種から6か月が経ち、効果が落ちたことでブレイクスルー感染が起きています。
この中から重症者や死者が出てしまっています。ブースター接種を早めに打つことが一番重要です」
「日本がコロナを抑え込んでいるのが不思議ですし、秘訣があるなら教えてほしいくらいです」
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https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000235059.html