中部エリアの有力製パンメーカーのフジパンと敷島製パンの2社が相次いで価格改定を発表した。  
フジパンでは来年1月1日の納品分から食パン、食卓、菓子パン、総菜パンなど対象商品の出荷価格の平均で8%を値上げする。  
敷島製パンでは同じく1月1日の納品分から、一部のパン類の出荷価格約4〜約14%の値上げを実施する。  
製パンメーカーでは2社の発表に先立ち、山崎製パンが11月1日、製品価格の改定を発表した。  

輸入小麦の政府売渡価格の引き上げ、油脂類・糖類・包装資材などの原材料価格の高騰、電気・ガス・軽油などの
エネルギーコストの上昇、物流費・人件費の増加が背景。  

10月から輸入小麦の政府売渡価格が19%と大幅に引き上げられたことを受け、小麦粉の値上げが実施される。
輸入小麦価格は4月の5・5%の引き上げに続き2期連続の値上げ。
そのほか油脂類、糖類、包装資材など原材料価格が高騰しており、電気やガス、軽油などのエネルギーコストも上昇。
さらに物流費・人件費も増加しており、企業努力によるコスト吸収の限界を超えた厳しい状況になったためとしている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/fe9cb8bec29ad4472eb11d28a64fc7f2d8b6bf1e