▼ 黒人たちにワクチン接種を促すブルックリンの牧師
NY市ブルックリンにある教会で牧師を務めるバーナードさん。
キリスト教への信仰心の強い黒人たちへの影響力は強く、NY市政府から黒人住民たちにワクチン接種を説得するよう依頼されたという。
クリスチャン・カルチュラル・センター A.R. バーナー牧師:
「このコミュニティの半数がワクチンへの恐れや疑念を抱いている。特にアメリカのマイノリティたちは歴史的背景から政府に疑念を抱いている。
そのことが黒人たちがワクチンを打たない背景にあることは間違いなく、その正当な懸念に対しては私も理解を示さなければならない」
「同時に 医学的な知識やワクチンの成り立ちも理解する必要がある。その上で医師とコミュニティの両方から話を聞き、人々の持つ恐怖や疑念に気を配りつつ、データをもとに得た私自身の見解を人々に伝えている。
私の判断を強制するのではなく、彼らが自分にとっての最良の選択ができるように促している」
「そこで私は 日曜礼拝に医療のプロを呼んで、ワクチンがどのような過程を経てできたのか、またワクチンが身体にどう影響するのかを説明してもらってきた。
科学は信頼できるということを伝えるためだ」
「私は牧師として、自分の意見と関係なく人々の気持ちに寄り添わなければならない。
その上で彼らが理にかなった判断ができるよう必要な情報を提供していくのが私の仕事だ。
宗教的リーダーの存在は非常に重要だ」
「多くの人が様々な情報に触れることができる今、情報は溢れているが見識には乏しい。
人々は正しく判断するための見識が必要 情報ばかりでは人々は判断を迷う。そこで見識を示すのが信頼されるリーダーだ」
「こういう状況でこそ人々はリーダー、特に宗教的リーダーを求めている。なぜならこの問題は政治の領域を超えた普遍的価値が問われているのだから。
今もっとも重要な役割を担えるのは、信頼でき宗教的リーダーだ」
宗教リーダーの教えでワクチン接種を決心した黒人信者(プロテスタント) … 30%