ウィシュマさん死亡事件、殺人容疑で名古屋入管幹部ら刑事告訴

名古屋出入国在留管理局(名古屋入管)の施設に収容されていたスリランカ人女性ウィシュマ・サンダマリさん(当時33歳)が今年3月に死亡した問題で、ウィシュマさんの妹ポールニマさんと代理人弁護士らが11月9日、名古屋入管の当時の局長ら幹部職員と処遇担当だった看守責任者らについて、「被害者が死んでも構わない」という「未必の故意」があったとして、殺人容疑の告訴状を名古屋地検に提出した。

告訴状の提出後、代理人の指宿昭一弁護士は「(8月に法務省出入国在留管理庁が公表した)『最終報告書』の記述だけでも、名古屋入管はウィシュマさんを救命する強い法的義務があったにもかかわらず、放置し続け見殺しにしたのは明らかなので、殺人罪で告訴した」と述べ、保護責任者遺棄致死容疑ではなく殺人容疑で告訴した理由を説明した。

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