奈良県警西和署などが大阪市で覚醒剤や大麻草など末端価格で2200万円以上の薬物を押収した事件で、大麻取締法違反(営利目的所持)などの疑いで逮捕、起訴された住居不定、無職の女らが、無人管理の民泊を利用して薬物を密売していたことが、捜査関係者への取材で分かった。
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女は「ネコ」と呼ばれる「密売人」で知られており、同署などは、この被告を中心に大規模な密売が営まれていたとみて調べている。

西和署などは、7月30日に大阪市中央区の民泊として使われているマンションの一室で、女ら3人を見つけ、大麻取締法違反(営利目的所持)容疑や、覚醒剤取締法違反(使用)容疑で逮捕した(いずれも大麻取締法違反や覚醒剤取締法違反で起訴済み)。

同署などによると、この民泊は無人で運営されており、ロビーに設置された機械に予約情報を入力するだけでチェックインできる仕組みになっていた。薬物の販売相手ら誰が出入りしても身元を確認されることがないため、捜査関係者は「無人の民泊が密売の温床になっていた可能性がある」とみている。
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逮捕時、民泊の室内では、ベッドや机、トイレなどで大量の覚醒剤や大麻草などが入った袋が散乱していた。着物姿で犬のぬいぐるみを持った女が落ち着いた様子で座っており、捜査員に「全部私のもんや」と話したという。