大阪・ミナミの玄関口ともなっている南海なんば駅周辺を歩行者天国にして、利便性や影響を調べる社会実験が23日から始まりました。

社会実験は、2025年に開催される大阪万博に向けて大阪市や南海電鉄などが実施するもので、南海なんば駅の北側にある「駅前広場」周辺の道路およそ100メートルを、終日、歩行者天国にしています。
ふだんはタクシーが待機しているロータリーには、多くのベンチが設置され、近くの劇場のチケットを割引価格で買える店も出されていました。
社会実験は来月2日まで10日間行われ、大阪市は利便性や交通への影響などを調べた上で、将来的にカフェを設置するなど歩行者にとって魅力的な空間にしていく方針です。
30代の女性は「実際に駅前が変わったとき、どうなっているのか楽しみです。ゆっくりくつろげる場所になればうれしいです」と話していました。
大阪市建設局企画部の小松靖朋課長は「車中心から人中心の空間にして、ミナミの玄関口としてふさわしい場所にしていきたい」と話していました。

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ソース
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20211123/2000054193.html