自宅で12月28日出産、放置し外出繰り返し元日に死なせる…33歳女に猶予付き判決
2021/11/26 21:17

 東京都足立区の自宅で2019年12月に出産した女児を放置して死なせたとして、保護責任者遺棄致死罪に問われた池田知美被告(33)の裁判員裁判で、東京地裁は26日、懲役3年、執行猶予5年(求刑・懲役4年)の判決を言い渡した。野村賢裁判長は「必要な医療措置を受けさせずに死亡させ、悪質な犯行だが、実刑を科すべきとまでは言い難い」と述べた。

 判決によると、池田被告は19年12月28日、妊娠約30週で体重約1500グラムの女児を出産した後、勤務先に外出して置き去りにするなどし、翌年1月1日に女児を死亡させた。

 被告側は「医療措置を講じる必要があると認識したのは、女児が呼吸をしていないことに気付いた死亡直前だった」などとして無罪を主張した。しかし、判決は、被告が出産直後の段階で、女児が通常の新生児よりも小さく、医療措置が必要だと認識していたと指摘。女児を自宅に残したまま外出を繰り返し、容体を悪化させたことも認定した。

 一方で、判決は、外出のほとんどが、養育に必要な収入を得るために働きに出ていたことなどを考慮し、執行猶予を付けた。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20211126-OYT1T50233/