10月、大阪府内の路上で帰宅途中の女子高校生を刃物で脅し、わいせつな行為をしてけがをさせたなどとして28歳のアルバイトの男が逮捕されました。

 強制わいせつ致傷などの疑いで26日逮捕されたのは、寝屋川市に住むパチンコ店従業員の男、大村和義容疑者(28)です。

 大村容疑者は10月、大阪府内の路上で、塾から帰宅途中だった高校3年の女子生徒(18)の後ろから「騒がんといて」とナイフのようなものを突きつけ脅したうえ、近くの空き地でわいせつな行為をした疑いなどがもたれています。

 警察によりますと、大村容疑者は女子生徒を空き地に連れて行くと、通報を免れようとスマホを奪ったうえで両手首をテープでしばったということです。

女子生徒は自力で逃げ出しましたが、その際転んで右膝を打撲するなどのけがをしました。

 警察によりますと、事件の直前に女子生徒が乗っていたバスのドライブレコーダーには、大村容疑者がバイクでバスの後をつける様子が映っていたということです。

 2人に面識はありませんでしたが、大村容疑者がバス停近くで先回りして女子生徒を待ち受けていたことから、女子生徒の自宅などをあらかじめ知っていた可能性もあるとみています。

 警察の調べに対し、大村容疑者は「初めからそのような目的を持っていたわけではない。女子高生を座らせたときに脚が目に入ってムラムラしてやった」と容疑を一部否認しています。

 動機について「私生活で色々あり、自暴自棄になっていた」と話しているということです。

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