NY商品、原油が急落 13%安、コロナ変異種を警戒 金は続伸
商品概況
2021年11月27日 5:08

【NQNニューヨーク=横内理恵】26日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で
原油先物相場は大幅に続落した。

WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の1月物は前営業日の24日と比べて
10.24ドル(13.1%)安い1バレル68.15ドルで取引を終えた。

南アフリカで新型コロナウイルスの新たな変異種が見つかり、世界景気や原油需要への影響が懸念された。
一時は67.40ドルと、9月上旬以来の安値を付けた。

香港や欧州の一部でも新たな変異種の感染者が見つかっている。
変異を繰り返したウイルスは感染力が強いとの指摘もあり、ワクチンの有効性などを含めてまだ不透明な点が多い。

アフリカからの渡航を制限する動きが広がり、旅客需要が減少する可能性が意識された。
感染拡大が行動規制の強化につながり、経済活動を抑制することも警戒された。

ガソリン高への対応策としてバイデン米政権が23日に5000万バレルの石油の戦略備蓄の放出を発表していた。
新たな変異種の感染拡大が原油需要の停滞を招き、需給が緩むとの見方が売りを誘った。

続きはうぇbで
https://www.nikkei.com/article/DGXZASQ2INYPC_X21C21A1000000/