アマゾンとVISAの対立、クレジット業界への影響大か

EC巨人、多様な支払い手段 決済サービス市場で優位

https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/67869

「今すぐ購入、支払いは後」が急成長

 米決済サービスのワールドペイによると、北米の電子商取引(EC)市場におけるクレジットカードの利用率は32%で、非現金取引で最大。

だがここ最近は、米ペイパル・ホールディングス傘下の送金サービス「ベンモ」や、「バイ・ナウ・ペイ・レーター(BNPL)」と呼ばれる後払い決済サービスの利用が増えている。

 クレジットカードの利用率は2020年に7%減少した。これに対しBNPLは78%増加。

新型コロナウイルス感染拡大の影響でクレジットカード利用の減少が加速した。

一方でBNPLは若年層を中心に急速に成長している。

 ワールドペイは、EC市場における20〜24年のBNPL利用率が、北米で1.6%から4.5%に、欧州で7.4%から13.6%に拡大すると予測している。

欧州では24年に銀行送金の11.1%を上回り、クレジットカード(19.0%)やデビットカード(16.1%)に迫る規模に拡大するという。