「前田敦子から昨日電話があった」「優木まおみと食事したことがある」… 650億円を集めて逮捕の“マルチ商法ビジネスのドン”の怪しい謳い文句

11月9日、都内在住の男女7人が、金融商品取引法違反の容疑で警視庁に一斉に逮捕された。

彼らは昨年6月以降、金融商品取引業者としての登録がないまま、複数人に計約1700万円相当の仮想通貨を出資させたとみられている。
警視庁は、同グループが2019年4月以降、海外に拠点があるとされる「ジュビリーグループ」の金融商品『ジュビリーエース』、『ジェンコ』、『GTR』といった金融商品への出資を呼びかけ、計650億円分の仮想通貨を集めていたことも確認しているという。
いずれの商品も「月利10%」「保険会社が元本を保証する」などと、高利回りや好条件をうたって出資者を募っていた。
実はこの一報、特定の業界でことさら大きな話題となった。

https://bunshun.jp/mwimgs/9/a/-/img_9ab9a55c18c1ad12fc4c47748e542e141493038.png
https://bunshun.jp/mwimgs/c/1/-/img_c1667043d4322d417a53677eb0d772b3219512.png
モナヴィーを愛飲していることを書いた前田のブログ ※現在はすでに削除

成功者としての自身をアピールすることで、セミナーへ誘導するというのはマルチ商法の常套手法だが、玉井容疑者の話法でひときわ目を引くのが著名人との親密さのアピールだ。玉井と長年のビジネスパートナーだったというA氏が明かす。
「玉井は今から約12年前に、日本市場の上位会員としてモナヴィーに参加すると、数年で日本市場で数千人の会員を傘下に獲得した。年収5億〜6億円は集めていたはずです。
セミナーでは、『優木まおみや吉川ひなのと食事したことがある』とか、『前田敦子から昨日電話があった』などとと吹聴していましたね。
実際、彼女たちは当時ブログや雑誌の取材に対し、モナヴィーを愛用してることを公言していました。玉井が会員を獲得するうえでかなり効果があったのでは。前田に関しては母親がモナヴィーのディストリビューターだったこともあったようです」

文春オンライン
https://bunshun.jp/articles/-/50152