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漁協のフォークリフトを市議が無断売却 鹿児島・南さつま

南さつま市議を務める笠沙町漁協の男性役員(78)が漁協所有のフォークリフト1台を無断で売却したことが25日、分かった。役員は「元々漁協で売却を予定していた。処分に困っていたので処理した」と説明している。

 漁協によると、市外の業者に12日売却した。漁協職員が15日、無くなっているのに気付き、警察へ届けた。

 役員は売却金3万1200円のうち、3000円を後日漁協に入金し、残りは「手数料」として手元に残したという。取材に「フォークリフトは7年放置されていた。多忙で漁協への報告が滞ってしまった。手数料は必要経費で着服の意図はない」と話した。

 漁協の調べでは売却に伴う手数料は発生しておらず、全額の入金と役員辞任を求めている。上村一郎組合長は「組合資産を売却する権限はなく、特別背任にもなる」と語った。

 役員は市議3期目。14日投開票があった市議選に立候補せず、26日で任期満了となる。