第3回東京ドキュメンタリー映画祭で長編部門のグランプリと観客賞をダブル受賞した、フィリピン・マニラのスラムで生きる高齢の日本人男性たちを追ったドキュメンタリー「なれのはて」の予告編が披露された。“困窮邦人”と呼ばれる彼らが、全てを捨ててマニラにやってきた過去を振り返り、いまの思いを語っている。

本作の題材は、マニラの貧困地区、路地の奥でひっそりと暮らす、“困窮邦人”と呼ばれる高齢の日本人男性たち。彼らは周囲の助けを借りながら、わずかな日銭を稼ぎ、細々と毎日を過ごしている。警察官、暴力団員、証券会社員、トラック運転手……かつては日本で職に就き、家族がいるにも関わらず、何らかの理由で帰国しないまま、そこで人生の最後となるであろう日々を送っている。「20世紀ノスタルジア」(1997)、「ストロベリーショートケイクス」(06)などで助監督を務めた粂田剛監督が、マニラの地で寄る辺なく暮らす4人の姿を、7年間の歳月をかけてカメラにおさめた。

https://eiga.com/news/20211112/8/
https://nareno-hate.com/

https://i.imgur.com/GXl1b8n.jpg
https://i.imgur.com/33Td7nV.jpg
https://i.imgur.com/P3SSeGx.jpg
https://i.imgur.com/LSrTY2c.jpg