https://news.biglobe.ne.jp/trend/1125/kpa_211125_0750014800.html

どんだけ食べればそうなるの?食べ放題の店で大食い男性が食べ過ぎて出入り禁止に

食べ放題のレストランというと、客が制限なく好きなだけ食べることができるのが魅力的だ。だが店側にとってはあまり大食いだと大変なようだ。
 中国の湖南省にあるレストランでは、ある1人の大食い男性がことのほか食べ過ぎるせいで、店の利益が出ず、ついにその男性を出禁にした。
 その男性は初回の来店で豚足を1.5kg分、次に来た時にはエビを3.5〜4kg分も食べたという。男性は、中国のソーシャルメディアで食事の様子をライブ配信しており、この1件は様々な物議を醸したようだ。

男子因太能吃被自助餐厅拉鄢・食べ放題のレストラン、大食いの男性を出禁に
 中国・湖南省の長沙市にある食べ放題レストラン「ハンダディ・シーフード・バーベキュー・ビュッフェ」は、数回来店し驚くほど大量に飲食した1人の男性をブラックリストに登録し、今後店への出入りを禁じた。

 通称カンさんというその男性は、中国のソーシャルメディアで食事の様子をライブ配信しているインフルエンサーで、店内で大量の料理を飲食する動画を撮影し、配信していたようだ。
 しかし、店の経営者いわく、店内では全てのライブ配信を禁じているという。
 更に、カンさんは最初に来店した時に豚足を1.5kg分、別の日にはエビを3.5〜4kg分食べたそうだ。
 中〜大型のエビでいうと、100匹ほどを1人で平らげたことになるため、カンさんはかなりの大食いといえるだろう。
 そのため店側は、1人の客に大量消費された分多くの損失を生じたとして、カンさんを出入り禁止にしたようだ。
彼が来る度、店は数百元を失っています。彼は、豆乳も1回の来店で20〜30本も飲みました。
トレイにのっている豚足も、全部消費しました。エビも、普通は他の客はトングを使って皿に入れますが、彼はトレイを使って全部のエビを取ってしまいました。

・中国のSNSで物議を醸すに
 この1件は、中国SNS「Weibo」で2億5000万回以上の視聴回数となり、多くの物議を醸したようだ。
 カンさんは、「全て残さず食べたのだから食事を無駄にしていない」と主張しており、「大食いの人に対して店側は差別している」と批判。
 店側の言い分とカンさんの主張が対立する中、ユーザーらからは店主への同情の声や、出禁になったカンさんへの同情の声が寄せられた他、「食べ放題と謳って客を出禁にするなら最初からそうしなければいい」という批判の声もあがっている。
 なお、去年から中国では、政府が食事動画をライブ配信するインフルエンサーに対する取り締まりを始めている。
 これは、食糧不足への懸念が高まる中、習近平国家主席が人々に「食品廃棄物と戦う」よう呼びかけたことを受けたもので、いずれ中国全土で食事のライブ配信は全面禁止になるという日が来るかもしれないそうだ。