10月25日、東京都と大阪府で飲食店の営業時間短縮要請が全面解除された。ハロウィンには渋谷やミナミに人があふれる様子が今年も映し出され、徐々にコロナ前の日常を取り戻しているようにも見える一方、大阪では深刻な人手不足が悩みの種だという。

 大阪・梅田にあるバーの男性オーナーに話を聞いた。

 「元々は5人のスタッフをシフト制で出勤させていたのですが、度重なる自粛や時短営業でやめさせざるを得なかった。それで解除の直前に言われても従業員が全然足りないんですよ。今は僕と店長の2人で店を回しているのですが、朝までの営業となるとさすがに体がもちません。求人も出しましたが、またいつ時短になるかわからないという人が多くて応募が来ないんです」

 街に人が戻っても飲食店に人が足りないのなら、営業時間を短縮するしかないとオーナー。一方で、同じく梅田に飲食店を構える女性オーナーは時短解除されても店を開けられない理由を語った。