いまから21年前の2000年(平成12年)11月30日は、プレイステーション用ソフト『テイルズ オブ エターニア』が発売された日。

 本作は『テイルズ オブ』シリーズのひとつで、1997年に発売された『テイルズ オブ デスティニー』に続いて、いのまたむつみ氏がキャラクターデザインを担当するタイトル。

 舞台は温かい気候のインフェリアと、つねに暗雲が立ち込めるセレスティアというふたつの世界が存在する“エターニア”。
なお、インフェリアとセレスティアは2000年ものあいだ、交流が途絶えています。

 ストーリーはインフェリアの片田舎の村に暮らす主人公のリッドと幼なじみのファラが、セレスティアから落ちてきた謎の少女・メルディと出会うところから始まります。
メルディからインフェリアとセレスティアが衝突して世界が崩壊してしまうと聞いたリッドは両世界を又にかけた壮大な冒険に出る……という内容です。
なお、セレスティアではメルニクス語という独自の言語が使われており、メルディをパーティの先頭にすることで言葉を翻訳してくれました。
また、ポケットステーションでメルニクス語を覚えることも。

 キャラクターは個性的なメンバーが揃っており、声優陣もリッドが石田彰さん、ファラが皆口裕子さん、リッドの幼なじみであるキールが保志総一朗さん、メルディが南央美さんと豪華でした。

 『テイルズ オブ デスティニー』はCD1枚でしたが、『テイルズ オブ エターニア』はCD3枚組となり、ボイスの量も多くて賑やかで楽しかったです。

 個人的には大海賊の子孫で、野田順子さんが演じる12歳のチャットがかわいくて好きでした。
『テイルズ オブ ザ ワールド レディアント マイソロジー2』では主人公たちが乗る船である“バンエルティア号”の船長だったため、彼女の出番が多くてうれしかったです。

 バトルは“A-LMBS(アグレッシブ リニアモーションバトルシステム)”というシステムを採用。
通常攻撃を3段階まで繋げることができるほか、中級以上の術を使っても戦闘が中断されなくなったので爽快感溢れるバトルが楽しめました。
さらに、シリーズおなじみの必殺技“秘奥義”も初登場。
このときはまだ隠し要素のような存在でした。
とくに“ブルー・アース”は攻略本にも載っていない隠しのなかの隠しでしたが、当時どれくらいの人が見つけられたのか気になるところです。

https://s.famitsu.com/news/202111/30242263.html
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