在日外国人を対象に行われたある調査によると、7割にものぼる在日外国人が「日本人の口のニオイにガッカリした」経験があるのだという。その原因は、日本人の歯周病の罹患率の高さ。実は日本人は8割が歯周病であり、10代でもその割合は4人に1人にも及ぶのだという。だが、その多くは、未治療。未治療の歯周病は、かなりの悪臭を放つようだ。天野教授によれば、歯周病の半数は、歯茎が炎症を起こした「歯肉炎」と呼ばれる初期の歯周病で、オーラルケアを見直せば、改善は可能だという。だが、悪化すれば、歯を支えている歯周組織にまで炎症が広がり、歯を失うことにもつながる。少しでも口の中やそのニオイに異変を感じたならば、悪化させないように、自身のオーラルケアを見直すことが重要なのだ。

歯周病は感染症! 海外ではキスが原因だが、日本では食事中のアレも危険…
 実は歯周病は感染症だ。だから、今、世界を騒がせている新型コロナウイルスと同様、唾液感染で広がっていくのだそうだ。たとえば、キスやハグを日常的な挨拶とする欧米では「歯周病感染の主な原因はキス」だと歯科の教科書に書かれているという。キスは唾液の交換だから、歯周病菌をうつしてしまったり、逆に相手からもらってしまったりすることもあるのだろう。だが、日本ではキス以上に、「直箸」に気をつけるべきだと天野教授は指摘する。自分が使ったお箸を使って子どもに食事を食べさせれば、子どもに菌をうつしかねない。多くの人が気づいていないだけで、歯周病菌の感染リスクは日常のいたるところに転がっているのだ。
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歯周病、口臭を防ぐには?--ちゃんと歯ブラシ換えていますか?