入浴施設で客3人にハンマーで殴りかかる…殺人未遂の罪に問われている34歳男 検察側が懲役15年求刑

砺波市の入浴施設で、ハンマーを使って利用客3人にけがをさせ、殺人未遂の罪に問われている富山市の34歳の男の裁判員裁判が開かれ、検察側は懲役15年を求刑しました。

この事件は、一昨年6月、富山市の無職、松井健太郎被告(34)が、砺波市の入浴施設の休憩室でハンマーで利用客3人に殴りかかり、全治2カ月のけがなどをさせたとして、殺人未遂の罪に問われているものです。

30日の公判で、検察側は、「被告は頭や胸など死亡させる危険性の高い部位を狙っており、強い殺意と犯行の計画性があったことは明らか」として、懲役15年を求刑しました。

これに対し、弁護側は、「風呂に入り自身のことを考えるうちに将来を悲観し犯行に至った。被告は幼い頃、受けた虐待によってストレス耐性が弱く、犯行時は自暴自棄になっていた」と主張し、懲役3年6カ月が相当としました。
https://www.fnn.jp/articles/-/278318