2021年11月29日、中国メディア・環球網は、米国などの政治家が来年の北京冬季五輪の「外交ボイコット」を主張していることについて、北京五輪の関係者が「そもそも招待していない」と語ったことを報じた。

記事は、近ごろ米国なと一部西側諸国の政治家が頻繁に北京冬季五輪の「外交的ボイコット」を口にしていると紹介。一方で、北京五輪の関係筋が29日に「ホスト国である中国は、これまで米国の政治家に北京五輪の招待を出していない」と語ったことを伝えた。

そして、五輪のルールとして、外国の官僚が五輪に出席する場合には開催国の五輪委員会からの招待を受ける必要があり、出席の是非に関する最終決定権は国際五輪委員会(IOC)が持っていると説明。その例として、ロシアのドミトリー・ペスコフ報道官が先日、中国から招待を受けたプーチン大統領が北京五輪開会式に合わせて北京を訪問することを明らかにしたと紹介している。

また、この関係筋が北京五輪の来賓について、新型コロナの感染が収まらない状況の中で大規模な招待を行う計画を立てておらず、外国の来賓が史上最も少なかった東京五輪にならう形になる見込みであることを明らかにしたと伝えた。

その上で、「西側の政治家たちが中国からの招待を受けていない状況で絶えず外交的ボイコットをあおり立てているのは、五輪の政治化であるとともに、大衆に迎合しようという下心の表れである」と同関係筋が語ったことを紹介している
https://www.recordchina.co.jp/b885797-s25-c100-d0193.html