知らないと損をする英会話術102 一瞬でネイティブになれる“Kill”の使い方

「Kill(殺す)」という言葉から、みなさんは何をイメージしますか? なかなか物騒なワードだけど・・・、私たちが使う場面ってあるのでしょうか。そこで今回は、日常生活のなかでも意外と使用頻度が高い「Kill」の用例を紹介します。

日本語とまったく同様のことわざが英語にもあります。
例)Killing two birds with one stone.
一石二鳥

大人同士の日常会話でKillを使うことはなさそうと思うかもしれません。ところが、実際には「殺す」だけでなく「消す、削除する、だめにする」という広いイメージで使われることもよくあります。日常会話でよく聞く「殺す」以外の意味のKillを見ていきましょう。

●Kill time 時間を潰す
まず、Killを使ったフレーズで絶対覚えておきたいのは、Kill time(時間を潰す)です。約束の時間や次の電車まで時間があるときの暇潰し、時間潰しには必ずKill timeが使われます。

例)We’ve got another 45 min to the next train. Shall we kill time at the book shop?
次の電車まで45分もあるよ。本屋で時間を潰さない?

●Killing me 耐えられない
頭痛、歯痛、筋肉痛など体の持続的な痛みが耐えられないほど痛い(つらい)というときには、Killを使うことがよくあります。

例)My headache is killing me.
頭痛がひどくて耐えられない。

また、痛みだけではなく、上り坂、大量の宿題、忙しい仕事などに参っているときもKillが使われ「(あまりの大変さ、苦痛に)徐々に殺されつつある」というニュアンスで使われます。

例)This room is so hot, the heat is killing me.
この部屋はものすごく暑い。暑くて耐えらえない。

I’m looking after my nephew today. He is killing me.
今日は、甥っ子の面倒を見てるんだけど、(もうへとへとで)参ったよ。

The bag is so heavy, it’s killing my back.
鞄がすごく重い。背中がやばい。

少し大げさに冗談ぽく言っているように聞こえるかもしれませんが、よほどのフォーマルな場面以外は問題なく使える立派な大人英語です。

https://ovo.kyodo.co.jp/news/life/travel-news/a-1709200