世界で初めての水素水を飲用した際の水素の体内への吸収、分布をみた実証実験

 慶應義塾大学医学部内科学教室(循環器)の市原元気助教、佐野元昭准教授と小林英司客員教授らは、
慶應義塾大学グローバルリサーチインスティテュート水素ガス治療開発センターの活動のなかで、
水素水を飲用した時の水
素の体内への吸収・分布・代謝・排泄についてブタを用いた当社との共同研究で明らかにしました。

 水素を多く含む水を飲むことは、水素を摂取する一般的な方法です。
疲労回復や認知機能改善などに水素を多く含む水を飲むことが有効であることは多くのヒトでの研究で示唆されています。
しかし、水素水を飲用した時、実際に水素が体内に入り、どのように分布するかは知られておらず、
水素水の効果に関する信憑性には疑問が残されていました。

 そこで研究グループは、水素が豊富に含まれるブドウ糖液を麻酔をかけたブタにチューブを用いて飲水させ、
世界で初めて、ブタにおける水素の吸収・分布・代謝・排泄の体内動態を調べた研究を行いました。
8週齢の雌ブタ4頭の空腸静脈、門脈、肝下大静脈 、頸動脈に採血用のカテーテルを挿入しました。
採血用にカテーテルチューブを入れることは、実験では一般的ですが、本研究では、
水素水が飲用された時の空腸領域に腸管のうっ血を起こさないでカテーテルを留置する新しい技術を開発しました(図1)。

以下ソース

https://www.fnn.jp/articles/-/277987