スーチー氏に新たな汚職容疑 ミャンマー当局が捜査開始

 国軍がクーデターで全権を掌握したミャンマー当局は11月30日、複数の罪で公判中のアウンサンスーチー氏(76)を新たな汚職防止法違反容疑で訴追する方針を決め、捜査に着手した。国営放送が報じた。

 国営放送によると、新たな容疑はヘリコプターの購入に絡む汚職で、最高で禁錮15年が科される。

 スーチー氏は2月1日以降、国軍側に拘束され軟禁状態。これまでに小型無線機を不法に輸入した輸出入法違反や地方政府高官から現金を受け取った汚職防止法違反など、少なくとも12件の罪で訴追されている。

https://mainichi.jp/articles/20211201/k00/00m/030/012000c