金属製物体、民家20mで発見
青森県知事、米軍に厳重抗議へ
2021/12/1 10:43 (JST)

米軍三沢基地所属のF16戦闘機から投棄された金属製物体=1日午前8時21分、青森県深浦町

 青森県で米軍機が燃料タンク2個を投棄した問題で、金属製物体や燃料とみられる液体が同県深浦町の民家から約20〜30メートルしか離れていないところで見つかったことが1日、分かった。県警や県は投棄されたタンクとみて確認を急いでいる。米軍は「(青森県の)岩木山近くの非居住地域に投棄した」と発表しているが、現場付近の住民からは不安の声が上がっている。

 三村申吾知事は1日、県庁で記者団に「大変遺憾。米軍と防衛省に対して厳重に抗議したい」と語った。防衛省は在日米軍に対し遺憾の意を示し、事実関係の確認や原因究明を求めた。

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