大分・臼杵の若林市議 マスク着用せず 議長の退場命令にも応じず

大分県臼杵市議会の12月定例会が30日、開会した。マスク着用の強要や発言の禁止は違法として、
市と市議会を相手取り提訴している若林純一市議(62)は、この日はマスクを着用せずに議場の自席に着いた。

若林市議は、匹田郁議長の4度にわたるマスクの適正着用の求めにも、更に2度にわたる退去命令にも従わなかった。
休憩中に開かれた議会運営委員会では「議事進行という公共の利益を優先する」ことを決め、若林市議が着席したまま本会議を再開した。

市は、若林市議の提訴を受け、当面の訴訟費用として77万円を一般会計に追加する補正予算案を提案。
付託された予算委員会でも、戸匹映二委員長が若林市議にマスクの着用を5回要請し、退場を2回命じたが、応じなかった。

匹田議長は「マスクをしないことを容認したわけではない。退場を命じた以上、若林君は席にいないとみなす。マスクを着けない以上、一般質問も認めない」と語った。
若林市議は「(マスクを着用しないことは)退席させられるだけの理由になるとは思えない。
訴訟で市税を使うことになるのは申し訳ないが、理解してもらうほかない」と語った。

https://mainichi.jp/articles/20211130/k00/00m/040/449000c.amp