中国、アフリカに新型コロナワクチン10億回分を追加提供 習主席が表明

https://www.tokyo-np.co.jp/amp/article/145740

◆「西側のワクチン独り占めがオミクロン株招いた」
 追加提供するワクチンは6億回が無償援助で、4億回は中国企業とアフリカ側の共同生産などの形式となる。習政権は「ワクチンを独り占めする西側諸国の身勝手な政策が、(新型コロナの変異株)オミクロン株の出現を招いた」(中国紙、環球時報)などと批判を強めており、「ワクチン外交」を加速させて欧米諸国と一線を画し、影響力拡大を図る狙いがある。中国はこれまでアフリカ諸国に2億回分を援助している。
 習氏は演説で「今後3年間で100億ドル以上」の企業による投資を促進すると表明。3年前には習氏は、無償援助や有利子融資を含む600億ドルの支援を表明しており、大盤振る舞いから方向転換した形だ。