衆院選で別人かたり二重投票しようとした疑い 岐阜県警、女性を書類送検 | 岐阜新聞Web
https://www.gifu-np.co.jp/news/20211201/20211201-127087.html

10月31日投開票の衆院選で別人になりすまして投票しようとしたとして、岐阜県警捜査2課と高山署は1日、公職選挙法違反(詐偽投票)の疑いで、高山市のパート従業員の女性(58)を岐阜地検高山支部に書類送検した、と発表した。書類送検は11月15日付。

書類送検容疑は10月29日、高山市役所に設置された期日前投票所で、宣誓書に別人の住所、氏名、生年月日などを書き込み、別人になりすまして投票しようとした疑い。調べに対し、容疑を認めているという。

捜査2課によると、女性自身は既に期日前投票を済ませており、29日は投票所入場券を持たずに訪れた。担当者が、宣誓された生年月日と年格好に違和感を感じて声を掛けたところ、女性は別人になりすましたことを認めて立ち去った。既に小選挙区の投票は済ませていたが、比例代表と最高裁判所裁判官国民審査の投票はしていなかったという。県警は、女性となりすまされた人の関係を明らかにしていない。

市選挙管理委員会からの通報を受けて県警が捜査し、防犯カメラの映像解析などから女性が浮上した。政党や陣営などが関わった組織的な指示によるものではなく、女性が個人的な判断で二重投票を思い立ったとみて詳しく調べている。