冷凍食品・しょうゆ・パン・スナック菓子 値上げの冬到来

 食料品の値上げが十二月から相次ぐ。新型コロナの感染状況が落ち着き、中国や米国を中心に経済活動の再開が本格化する中、世界的な食料需要の高まりに加え、原油価格の高騰で原料費や物流費が上がったためだ。冷凍食品やしょうゆなど身近な物も多く、家計負担が増す冬になりそうだ。
 冷食製造のマルハニチロは二十九日、白身魚の揚げ物など九十九品を来年二月一日の納入分から値上げすると発表した。担当者は「小麦粉など原材料価格の上昇が影響している」と話す。外食チェーンを展開するロイヤルホールディングスも十二月一日、インターネット上で販売する冷凍食品を値上げする。
 味の素冷凍食品は、ハンバーグなどの出荷価格を引き上げる。担当者は海外産の牛肉価格の高騰を念頭に「企業努力だけでコストを吸収できない」と話す。
 製粉大手のニップンは、家庭用の小麦粉やパスタの出荷価格の引き上げを決定。山崎製パンも食パンなどを値上げする。原料費に加え「工場の電気代や配送の軽油代が軒並み上がった」(担当者)ためだ。原油価格は「オミクロン株」への懸念から一時的に下がったが、高値で推移しており、今後も影響が出そうだ。

https://www.chunichi.co.jp/amp/article/374497


師走の家計を直撃 食品・光熱費 値上げ相次ぐ すでに影響も
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211201/amp/k10013369491000.html