佐々木)地域社会があったころは、少しものわかりの悪い人でも、「あの人は大変そうだからみんなで助けてあげようよ」という傾向があった。
もしくは、困っている人を区役所に連れて行ってあげて、生活保護の申請を手伝うようなことがあったと思うのですが、いまはそういう状況がないわけです。

飯田)近所のお節介な人がいて、「あんた、役所へ一緒に行ってあげる。申請すればお金がもらえるんだから」というような。

佐々木)境界知能という問題があって、障害者認定されるほどの知能障害ではないのだけれど、一般の平均的な知能よりも弱い人は少なくないのです。

飯田)いらっしゃいます。

佐々木)昭和のころは、そういう人でも工場で働いたり、製造現場で仕事ができたのですが、いまはもう製造現場が海外に移転してしまって、
日本国内に残る仕事はコミュニケーションが必要な内容の仕事に方向性が変わって来ている。そういう人たちが生きにくくなる問題が起きているわけです。
アンダークラスの話と高齢化問題が重なって来ると、重要で、かつ大きな日本の問題になる可能性があります。

https://news.yahoo.co.jp/articles/947dab0eb18b7afccf17175fed05f6e1beff3c66?page=2