トランプ氏、討論会前にコロナ陽性 元側近が回顧録で暴露

【AFP=時事】ドナルド・トランプ(Donald Trump)前米大統領が昨年、ジョー・バイデン(Joe Biden)氏との大統領選討論会の3日前に、新型コロナウイルス検査で陽性になっていたことが明らかになった。英紙ガーディアン(Guardian)が1日、元側近が近く出版する回顧録の内容として報じた。

 トランプ氏は2回目の検査では陰性になったものの、その後1週間足らずで症状が悪化し、緊急入院を強いられた。

 ガーディアン紙は、トランプ政権で首席補佐官を務めたマーク・メドウズ(Mark Meadows)氏が著した回顧録「The Chief's Chief」を発売前に入手。それによると、トランプ氏はバイデン氏と昨年9月29日に行った第1回テレビ討論会の3日前に検査で陽性となった。軽い症状があったが、風邪とみなされたという。

討論会の主催者によると、両候補者は会場入りが遅れたため検査ができなかったが、それぞれ事前に検査を行ったと申告していた。しかしトランプ陣営は、陽性反応が出たことについては主催者やバイデン氏側に伝えなかった。

https://news.yahoo.co.jp/articles/04adc1ff2db47a5b437d184fda31bcf94714474d