来年4月のフランス大統領選に、極右の政治評論家エリック・ゼムール氏(63)が11月30日、無所属での出馬を表明した。
再選を目指すとみられる中道のマクロン大統領(43)が支持率で優位を保つ中、極右政党・国民連合の女性候補マリーヌ・ルペン氏(53)と支持率で2位を競い合っている。

 ゼムール氏はユーチューブに投稿した動画の中で出馬表明し、「移民が問題を全て複雑にしている」と反移民の姿勢を強調。
「フランスを救うために出馬する」と述べた。

 ゼムール氏は保守系紙フィガロの記者などを経て、テレビ番組で極右の論客として活躍。
今年夏ごろから出馬に意欲を示し、10月ごろにはルペン氏を上回る支持を得ていた。


https://mainichi.jp/articles/20211202/ddm/007/030/121000c