福岡ペイペイドーム(福岡市中央区)の選手用ロッカールームからプロ野球選手のグラブなどを盗んだとして、
ドームの清掃員だった同県糸島市の男(23)=窃盗罪で公判中=が逮捕、起訴された事件で、
男が11球団の選手78人分の野球道具を盗み、被害総額は800万円以上にのぼるとみられることが、福岡県警への取材でわかった。

 中央署などによると、男はドームでのプロ野球の試合終了後、選手らが帰宅した後にロッカールームや倉庫へ出入りして、
盗みを繰り返していたとみられるという。盗んだ野球道具は古物店で転売していたといい、「遊興費や生活費ほしさでやった」と関与を認めているという。

 県警は昨年8月〜今年8月、ドーム内で11球団、選手計78人が野球道具など824点の盗難(被害総額は時価約824万2千円)に遭っていたことを確認。
裏付けを進め、いずれもこの男が関与した疑いがあることが判明したとして今月2日、一連の捜査を終結したと発表した。

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