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ユーキャン 新語・流行語大賞
ジェンダー平等
芳野 友子 さん(日本労働組合総連合会 会長)

「女性がたくさん入っている会議は時間がかかる」と日本オリンピック委員会の評議委員会で
堂々と持論を披露し辞任に追い込まれた森喜朗東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会前会長。

「すべての人が性別にかかわらず平等な機会と権利を持ち得ること」を意味するジェンダー平等は、
今年浸透したSDGs・持続可能な開発目標の1つだ。
日本の達成度はとみてみると国会でも女性の議席数、また賃金格差は最低ランクに分類されている。

危機感をいだくのは当然として、議員や管理職級の女性の割合を増やしてあげることが
ジェンダー平等だと勘違いしている人もまだ多いようだ。
先入観や思い込みなどの「無意識の偏見(アンコンシャス・バイアス)」に気づき、
だれもが今いる場所で存在を認められる世の中にしていくためには、
おかしいことにはおかしいと言える社会である必要があるのだ。
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2以降につづく