コロナ補正「戦後最大の例外」 経済・財政、正常化要請―予算建議

 財政制度等審議会(財務相の諮問機関)は3日、2022年度予算編成に関する建議(意見書)を取りまとめ、鈴木俊一財務相に提出した。建議は、新型コロナウイルス対策に伴い、3度の補正予算編成で73兆円の歳出を追加した昨年度の対応について「戦後最大の例外」と強調。今後は経済と財政の「正常化」に取り組むよう求めた。

 建議は、日本が直面する「三つのリスク」として、
(1)地震などの自然災害
(2)感染症
(3)諸外国の金融緩和縮小に伴う金利上昇―を指摘。
その上で、「危機に対応できる財政余力を確保しておくことが不可欠だ」と訴えた。
https://www.jiji.com/sp/article?k=2021120300977&;g=cov