【ライブレポート】Wienners、奇跡の一夜となったツアーファイナルで“完全覚醒”

「えっ、これがあのWienners!?」とライブ中に何度も心の中で首を傾げた。
このバンドが持つごった煮ミクスチャーがより色濃く、より鮮明に、よりわかりやすく伝わるアプローチで、
ドラスティックに変貌を遂げていたのだ。その変貌ぶりがバンドを”完全覚醒”させた奇跡の一夜となった。

4人組ロックバンド・Wienners(ウィーナーズ)が東名阪の3カ所にわたるツアー『Welcome to the FACTION』を開催。
そのファイナルにあたる渋谷クアトロ公演を観てきた。今回のツアー内容をバンドHPから引用すると、「現実と妄想の狭間
=FANTION(FACT +FICTION)をコンセプトに、今ツアーでは我々Wiennersが奇妙奇天烈な世界へみなさんをお連れ致します。」と
説明されている。一体どんな内容になるのか、予想も付かなかったけれど、蓋を開けてみて、ビックリ仰天。

開演前BGMにClarence Clarityの「Alive In The Septic Tank」、Hifanaの「Toycut Feat.DJ Uppercut」、
Shpongleの「Around The World In A Tea Daze」、JUNO REACTORの「God Is Dead」、Eelの「Noel」、
MONAKAの「血を吸うわよ?」などが流れ、天井には三角旗まで吊り下げられ、また、影アナ(終演後の二度目の影アナで
アサミサエが担当していることを自ら告白)による注意事項もあり、お祭りムード溢れる選曲や演出に気分も高揚。

https://news.yahoo.co.jp/articles/6f0c74fb9a48ae41e774267c61a72a6f817bded4