「繁殖期の雄象が怒り」…南アでサファリカートが襲撃される事故=韓国報道

南アフリカ共和国の野生動物保護地域で怒った雄の象がサファリカートの乗客を襲撃するという事故が発生した。
交尾中に興奮した象が雌の象に近づくサファリカートを襲ったものと分析された。

英国媒体ザ・ミラーなどによると、南アフリカのクルーガー国立公園内にある野生動物保護区域で先月28日、体重6トンの雄の象が11人乗りのカートを襲った。
当時、カートにはツアーガイド養成学校の講師と生徒たちが乗っていた。

事故当時の緊迫した瞬間映像を見ると、舗装されていない道を走るサファリカートの前に2匹の象が見える。
すると突然、大きな牙を持った象がカートの左側に近づいて前足で土を蹴り飛ばすと、鼻を上にあげながらカートに向かって突進し始める。

搭乗者たちはすぐに走って避難し、幸い、負傷者はいなかったことが分かった。

施設側は「カートが繁殖期の象に無理に近づきすぎてしまった。
雄の象のテストステロン(男性ホルモン)の数値がとても高く、攻撃的な行動に移ったものと見られる」と説明した。

専門家によると、交尾する象のテストステロン数値は普段の60倍にも増加する。アフリカの野生の象の寿命は60〜70年で、雄の肩までの高さは4メートルにも達する。
また、短い距離であれば、時速40キロメートルで疾走することが可能だ。

象に攻撃された場合、ジグザグに走って逃げたり、大きな木や岩に身を隠したりすることが有効だと専門家はアドバイスした。

https://news.nifty.com/article/world/korea/12211-1360840/