アメリカ軍三沢基地のF16戦闘機が、燃料タンク2個を投棄した問題を受け、
青森県知事が飛行再開について、要望書を岸防衛相に手渡しました。
しかし、この4時間前、F16戦闘機が飛び立っていたのです。
住民からは怒りの声が上がっています。

3日午後3時半ごろ、青森県知事が防衛省を訪れました。

青森県 三村申吾知事
「F16の飛行再開について、さまざま課題があると思いますので、要請に参りました」
要望書を岸防衛相に手渡ししました。
この4時間前、青森県三沢基地ではアメリカ軍のF16戦闘機が飛び立っていました。

先月30日夜、エンジントラブルにより、青森空港に緊急着陸したF16戦闘機。緊急着陸を前に燃料タンク2つを投棄していました。
そのうちの1つは、1日、青森県深浦町の民家から数十メートルほどの道路上で発見。燃料タンクは壊れて散乱していました。
もう1つは、2日、深浦町の雑木林から燃料タンクの破片が発見され、アメリカ軍の関係者が担いで斜面を運んでいました。

アメリカ軍の関係者
「タンクを見つけられて、本当に良かった。(発見は)チーム全員によるもので、懸命な捜索の結果、見つけることができた」

住民からは──。

住民
「当時はえっという感じでしたけど、腹立ちますよね」

住民
「腹立ってます。田舎だと思ってバカにしているのか。訓練再開したと聞いているし、本当にバカにされてますよね」
緊急着陸したF16戦闘機は3日、エンジンの入れ替え作業を行っていました。

https://news.livedoor.com/article/detail/21296835/