「文交費」日割り法案見送り 自民幹部「臨時国会は無理」

国会議員に支払われる文書通信交通滞在費、いわゆる文通費を「日割り」にする法案は、来週召集される臨時国会での成立が見送られる情勢となった。

文通費をめぐっては、10月31日の衆院選で初当選した議員らが、在職1日で1カ月分の100万円を支給されたことに批判が出ていた。

そのため、自民党を含む主要な与野党は、文通費を「日割り」にする法案について、6日召集の臨時国会での成立を目指していた。

そのうえで、3日までに日本維新の会と国民民主党は共同で、立憲民主党は単独で、「日割り」に加えて、収支報告書の公開を義務付ける法案を提出する方針を示した。

一方、自民党は、収支報告書の公開には慎重で、自民党幹部は3日、「日割りだけでもと思ったが、臨時国会は無理だ」と述べ、成立を見送る考えを示した。
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