欧州では、英国、ドイツ、フランス、イタリアなどで感染が確認されている。

EUの欧州疾病予防管理センター(ECDC)は2日、オミクロン株について「今後数カ月以内にEU内のコロナ感染の半分以上の原因になると見込まれる」とする分析内容を公表。デルタ株を上回る勢いで拡散するとの見通しを明らかにした。

ノルウェーではオスロで開かれたパーティーの出席者1人がオミクロン株に感染し、参加者50人以上がコロナ感染に陽性反応を示していたことが分かった。オミクロン株の集団感染が起きた可能性がある。

ECDCのアモン所長は「EU内でオミクロン株のさらなる拡散を遅らせるための多層的アプローチが必要だ」と強調。

「ワクチン未接種の人、ワクチン接種を完了していない人、あるいは追加接種を受けていない人で40歳超の人は、接種が不可欠だ」と呼び掛けた。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2021120300776&;g=int