米ジョージア州の保安官事務所は5日までに、自宅で銃を密造し売りさばいていた13歳少年が買い手ともめ事を起こした際、自家製とみられる銃の一つで14歳の姉を誤って撃ち、死亡させる事件が起きたと報告した。

同州ダグラス郡の保安官事務所の報道発表文によると、少年と銃を買いに来ていた2人組のうち19歳の1人が逮捕された。
重罪の殺人や強盗の罪に問われている。
訴追の最終的な罪名は地元の検察当局が捜査権限を得た後に決められる予定。

捜査当局は事件に関与した残る1人の行方を追っている。
少年は取り調べに発砲の事実を認めた。
姉は搬送先の病院で死亡が確認された。

事件は先月27日、同州アトランタから西へ約20マイル(約32キロ)離れたダグラスビルの民家で発生。
訪れた2人組が銃を買い入れず、盗んだ末に逃走したことがきっかけだった。

少年は逃げる2人を狙って発砲したが、姉に銃弾が当たる結末となっていた。

少年の銃密造の手法や売りさばいていた期間などの詳細は明らかにされていない。

少年が密造していたような銃は「幽霊銃」とも呼ばれ、米国の一部の主要都市で増えているのが問題となっている。
オンライン上で製造番号がない部品を調達して組み立てるのが特徴ともなっている。

https://www.cnn.co.jp/usa/35180396.html