新型コロナウイルスの感染拡大に伴う休業や営業時間短縮は、遊興施設や飲食店などに大きな打撃となっている。全国でカラオケボックスは9・7%、居酒屋などは7・3%、ボウリング場は6・8%減った。
音楽ライブなどの公演数は66・6%の大幅減だった。

 各業界団体の調査などによると、コロナ禍の影響度を具体的に特定することは難しいが、感染が深刻化した2020年の店舗数や売り上げは、感染拡大前の19年より減っていた。

 全国カラオケ事業者協会の調査で、カラオケボックスは20年度8436店で908店減った。店舗数の減少率は過去最大の9・7%、売り上げは5割減の1973億円。「驚愕(きょうがく)の数字。クラスター(感染者集団)の発生場所、密室というイメージがダメージにつながった」とみる。

 日本ボウリング場協会によると、20年度は過去10年で最多となる50店が閉鎖し、682店になった。
昭和40年代のボウリングブームの時期に開業した施設が老朽化して減少傾向にある中、コロナ禍がのしかかったという。
ボウリング場は広いスペースが必要で、「休業や時短営業の要請に応じた場合に支払われる協力金などでは、施設管理費をとてもまかなえない」。

https://news.yahoo.co.jp/articles/42828be6cbb046a0a5b5d968a6bf86cef4cac9e9