『ど根性ガエル』、『侍ジャイアンツ』、『荒野の少年イサム』など、「ジャンプ」の人気連載作品は次々とアニメ化されていきました。
そんな時、TVアニメ化前提の作品が連載を始めます。それが永井先生の『マジンガーZ』でした。

 本作は人気作『ハレンチ学園』最終回の翌週からの連載という異例のスタートで、当時の永井先生への「ジャンプ」編集部の期待度が分かります。
もっとも編集部は『ハレンチ学園』のような作品を期待していたのに、永井先生側はアニメ化が決定していた『マジンガーZ』の連載先を模索していたというズレがありました。
この時の永井先生は『デビルマン』の連載に注力していて、これ以上の連載作品が描けなかったという事情も大きかったようです。

 連載が開始されるとTVアニメとの相乗効果で『マジンガーZ』は「ジャンプ」の人気作品のひとつとなっていきました。
ところが、スポンサーサイドから『マジンガーZ』のマンガを低年齢層向けの雑誌にも連載してほしいとの強い要望があり、
この一件が引き金となって「ジャンプ」では人気絶頂時にも関わらず最終回を迎えることになります。

https://news.yahoo.co.jp/articles/f60bce3f2deeb989c554450ac249b5264286f656