少女に目隠しと手錠をして暴行 準強制性交等容疑で50代2人逮捕
2021/12/6 16:47

 少女に目隠しと手錠をして抵抗できないようにして性的暴行したなどとして、神奈川県警は6日、相模原市南区上鶴間本町4、無職、樫尾晋司(51)と平塚市岡崎、会社員、市川禎(50)の両被告=児童買春・ポルノ禁止法違反罪で起訴=を準強制性交等などの疑いで再逮捕した。目隠しと手錠をされた状況を「抵抗できない状態」と捉え、準強制性交等容疑で立件するのは全国でも珍しいという。

 再逮捕容疑は2019年4月8日、厚木市内のホテルで、小田原市に住む当時17歳で高校3年生だった専門学校生の少女(20)が18歳未満と知りながら現金を渡す約束をして、目隠しと手錠をしてそれぞれ性的暴行をし、スマートフォンで撮影するなどしたとしている。いずれも容疑を認めているという。

 少年捜査課によると、2人はSNS(ネット交流サービス)を通じて少女を誘い出し、市川容疑者がホテルで目隠しをした後に、市川容疑者のふりをした樫尾容疑者と市川容疑者が性的暴行した。少女は樫尾容疑者に気付かなかったという。樫尾容疑者のパソコン機器から、わいせつ行為を撮影した動画などが見つかっており、これらのうち18歳未満の被害者は10人以上いるとみて追及している。【洪玟香】

https://mainichi.jp/articles/20211206/k00/00m/040/127000c