先週目立っていたのは、NVIDIAのプロ向けGPU「NVIDIA RTX A2000」を搭載したグラフィックスカードだ。11月末に登場した菱洋エレクトロ扱いの「RTX A2000 NVBOX」に続いて、ELSA扱いの「ENQRA2000-6GER」が店頭に並んだ。
どちらもサポート以外は同じものだが、すぐに売り切れとなった。
価格は前者が6万5000円弱で、後者が7万円弱となる。

 NVIDIAのプロ向けモデルは2021年7月に登場した「NVIDIA RTX A4000」もコンシューマーを中心に大ヒットしているが、NVIDIA RTX A2000の購入層も近いようだ。

 同店は「GeForce RTXシリーズの価格が高騰する中でプロ向けはそうでもないので、相対的にコストパフォーマンスが良くなったのもあるでしょう。加えて、やはりLHR(Lite Hash Rate)版ではないところですよね」と語る。

 RTX A2000は電力比のハッシュレートが高い上に、補助電源も不要なのでマイニングに使いやすい特徴がある。
そこに注目して「10枚、20枚欲しいという人もいました」(同店)という。
そうした需要を受けて、オリオスペックでも1グループ1枚限りと購入制限をかけたが、それでも前述のような勢いで売り切れた。

 入荷したショップはいくつかあったが、12月3日の夕方時点で街中から在庫が払底していた感がある。
再入荷の目処はまだ立っていない様子だ。

https://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/2112/06/news134.html
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