未明の神社に現れたさい銭泥棒。その逮捕の瞬間映像を入手した。

【画像】防犯カメラが捉えた逮捕の瞬間

さい銭泥棒を現行犯逮捕の瞬間
これは神奈川・相模原市の神社に取り付けられた防犯カメラ映像。

午前1時すぎ、誰もいない境内に帽子をかぶった1人の男が現れ、さい銭箱の前に立つ。そして持っていた道具をさい銭箱の中に入れ、まさぐり始めた。

ところが20秒ほどで突然やめ、何も取らず立ち去ろうとする。すると、そこに一人の人物が現れ男の前に立ちはだかった。この人物は警察官。男は窃盗未遂の現行犯で逮捕された。

未明の逮捕劇が繰り広げられたのは、相模原市緑区にある神社「相原八幡宮」。関係者は被害についてこう話す。

神社管理人 小高利雄さん:
以前から盗難が続いていたんですね。最初発見したのは11月13日ごろ。(稲荷神社の)鍵がライターで焼かれていたんです。これおかしいということでモニターを見たら取っている様子が映っていた。

警察官の約2週間に及ぶ張り込み
同様の被害が何度も確認されていたというこちらの神社。そこで…

魚住菫記者:
あちらのさい銭箱が被害にあったことから、警察官はこちらの事務所内で約2週間に渡って犯人が現れるのを待ち続けたということです。

そうとは知らずさい銭を狙ってやってきたのは、住所不定無職の米川靖容疑者(55)。窃盗未遂の現行犯で逮捕された。

張り込みをしていた警察官は逮捕時の様子をこう話す。
https://i.imgur.com/qXsg5Nm.jpg
現場に居合わせた相模原北署の警察官:
恐らく私の足音に気付いたと思うんですけど、振り返って立ち去ろうとしたので、私が両手を開いて「ちょっと待って!」というような形でいると、(米川容疑者は)走って逃げるでもなく「何でしょう?」というような感じで対応した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/dc42fa77f2aa9359bbedda26c568138453f96bc9
逮捕時の所持金が1600円だった米川容疑者。調べに対し「生活苦のためにやった」「5、6件はやっている」などと話し、容疑を認めている。警察は余罪についても調べを進めている。