「統合失調症」 お悩み・知ってほしいこと

親がかかることもあるのを知ってほしい。
「子の病気」と言われる統合失調症だが、親がかかることもある。
まだ子供が幼い場合、親の病気に気づいて通院を促すことが難しいため、周りの大人が気づかなければ治療がどんどん遅くなり病気が重症化してしまうことになる。
私の母が発病したのは私が中学生のときだった。「集団ストーカーに狙われている、家に盗聴器が仕掛けられている」といったおかしな言動が増えていったが、まさかそんな病気があるのを知らなかったので、探偵に盗聴器を探してもらったが何もない

父親はアルコール中毒で家におらず、相談することはできない。
病気はひどくなり、まともに会話ができなくなり母に「一緒に死のう」と言われるようになる。でも私はそれが病気だとは知らなかった。統合失調症の知識がなかった。
10年が経った頃、母が深夜に自殺未遂を図ったのをきっかけに病院へ繋がれたのでやっと治療を開始できた。
カワウソ / 神奈川県 / 女性 / 30代 / 子ども

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