さてまとめとして、このほかにもいろいろと感じたことはありますが、デジタルステーショナリーそしてサブ用途として買ったはずのBALMUDA Phoneを、意外にも長時間使っている自分がいます。
これは10万円以上出して買ったからもったいない、と思っているのではなく、本体が握りやすく持ちやすいからでしょう。
しかしそうやって使用頻度が高まると、使い勝手に不満も出てくるのです。

もちろんスマートフォンを使いまくる人のための製品でないことはよくわかっています。
しかしBALMUDA Phoneを使うことによって得られる快適な時間も、バッテリーやカメラの性能により一気に現実の世界に引き戻されてしまうのです。
ぜひ次以降の製品でより最高のユーザー体験を提供してもらいたいところ。

最後に価格に関しては「高すぎる」という声が多く聞かれます。
BALMUDA Phoneがどんな製品なのかを理解して10万円を出すのであれば、それは購入者個人の考えであり高い・安いという議論は的外れでしょう。
ちなみに筆者は10万円の価値があるかどうかはさておき、自分には使い道があると考え購入しました。

一方「バルミューダの製品だから買ってみよう」と、ブランドだけで手にする人には勧められません。
繰り返しますがバッテリーとカメラに関しては、今使っているスマートフォンから乗り換えたときに不満がでるだろうからです。

バルミューダの寺尾社長が語ったBALMUDA Phoneのコンセプト「スマートフォンに支配されている時間を取り戻す」に筆者は共感します。
しかし今回の製品では役不足な部分があるのも事実でしょう。
しかし他のスマートフォンにはないコンセプトを持った製品であり、これからBALMUDA Phoneを使い続けていくに新しい発見が生まれるかもしれません。

ひとまず筆者は「購入したけど結局使い道がなかった」とはなりませんでした。
引き続きBALMUDA Phoneとの付き合いを深めていこうと考えています。

https://japanese.engadget.com/balmuda-054531022.html
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