https://www.yomiuri.co.jp/national/20211209-OYT1T50074/
暴力団員を装った男による女性への連続暴行事件で、滋賀県警は8日、住所不定、無職木村政貴被告(39)(強制性交罪などで起訴)を9件の強制性交容疑などで逮捕・送致し、捜査を終結したと発表した。被害者は中高生を含む計10人に及び、全員がSNSで被告と知り合っていた。県警はSNS上でのサイバーパトロールなど対策を強化する方針

発表によると、木村被告は2015年3月〜20年7月、SNSを通じて、当時10〜20歳代の県内の女性10人と知り合い、車に乗せて「俺やくざやねん」などと脅し、性的暴行を加えた疑い。県警は木村被告の認否を明らかにしていない。

 9件の中には被害届が出されず泣き寝入りしていたケースもあり、県警が木村被告のSNSでのやりとりなどを調べて浮上した。

 県警は、子どもの性犯罪被害を防止するため、ツイッターで性被害につながるような書き込みがあると、注意喚起のメッセージを送る対策を行っている。今後はこうしたSNSでの対策強化に乗り出すという。