>>181
私学で教員やってる
大阪私学の授業料が高いのはどの学校も無償化上限の年間60万円まで足並み揃えて上げたせい。ウチももれなく上げた。
一応理由があって、私学の無償化と引き換えに、維新は経常費助成という私立学校への補助金を減らしたので、どの学校も経営が苦しくなり授業料を上げることとなった。
経常費助成金は生徒を集めた学校に多く配分されるような仕組みになってて、私学は定員をオーバーしてでも生徒の獲得合戦をやっている。

この結果、先に淘汰されたのは公立で3年間定員割れすると統廃合が維新の方針。維新としては税金で公教育維持するより、私学の授業料補助するほうが安いと踏んだようで近年公立高校はどんどん潰されている。もう1つの背景は維新の公務員いじめのせいで教員志望者が減って人が集まらないところも公立を潰す理由の1つじゃないかと思ってる。

かくして、少子化に伴って限られたパイの奪い合いのなかつぶれていく公立と、競走に負けて潰れかけの私学、教育環境を無視してアホみたいに集める私学と極端な二極化構造がうまれているのが大阪の高校事情。

無償化ならええやん、と思うかもしれんが完全無償は世帯年収590万までで、900辺りで満額支払いをしないといけなくなる。
税金の負担が重くなっていく年収帯に、跳ね上がった授業料が覆い被さって悲惨なことになっている層がいる。

それでも維新は、私学の授業料無償化しました、と言うんだろうなぁ